11月29日に日刊工業新聞東京本社で開催された中国・台湾ビジネスセミナー「日本、中国、台湾の弁護士が最新の法律実務と2018年の中国・台湾ビジネス戦略を説く」に講師として登壇しました。

ビジネス法務に精通した日本、中国、台湾の弁護士が一同に集い、それぞれの観点から中国・台湾ビジネスのチャンスとリスクについて説くという特別企画で、私は、恐れ多くも日本代表として、司会進行役を務めました。

中国、台湾に進出済みの企業の方が多く参加され、講師の側としても、表面的な情報提供では済まされないという緊張感を感じながらの講演でした。一つの質問に対して中国と台湾の実情をそれぞれ説明してもらうパネルディスカッション形式にしましたので、一方的な講演形式よりも堅苦しくなく、かつ、わかりやすく話を進めることができ、参加者の方のアンケート結果も良好でした。

今年はこれで講師を務める機会は終わりです。来年も積極的にセミナーを開催していきたいと思います。

【今回のセミナーで取り扱った主な項目】

・マスコミが報じない中国・台湾の「今」と日本企業の動向
・近時の法改正の動向
・各進出形態のメリットとデメリット
・知的財産の保守方法
・労働法の体系と労働環境
・中国ビジネスのチャンスと法的リスク対策
・製造物責任、対消費者責任のあり方とリスク対策
・契約書作成上の注意点、リスク回避の方法
・紛争解決方法